シンガポールのホテルといえば、マリーナベイ・サンズのような、近代的なホテルを思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!シンガポールには、歴史があり魅力的なホテルがあります。
今回ご紹介するのは、2024年6月に私が実際に出張時に宿泊したダクストン リザーブ シンガポール、オートグラフ コレクション(Duxton Reserve Singapore, Autograph Collection)です。
ビジネス街から徒歩圏内にありながら、一歩足を踏み入れるとそこは別世界。まるで映画のセットのような、東洋と西洋が融合した幻想的な空間に、思わず息を呑みました。
今回は、そんな「ダクストン・リザーブ」の魅力を、客室、朝食、ラウンジ、周辺環境など、写真たっぷりで徹底的にレビューします!
基本情報
- ホテル名:ダクストン・リザーブ・シンガポール (Duxton Reserve Singapore)
- マリオットブランド:オートグラフ コレクション (Autograph Collection)
- 住所:83 DUXTON RD, SINGAPORE 089540
- 最寄駅:タンジョン・パガー(Tanjong Pagar)駅徒歩6分、マックスウェル(Maxwell)駅徒歩4分
総合評価
立地:★★★★★(ビジネス、観光、食事、静かさ、全てにおいて文句なし)
値段:★★★★☆(シンガポールにあるマリオット系列ホテルの中では割安)
設備:★★★☆☆(歴史的建造物ゆえに古く、バリアフリーではない)
接客:★★★★★(超アーリーチェックインにも笑顔で対応)
朝食:★★★☆☆(洋食に偏りがある)
総合評価:4.0
エントランス
まず第一に、今回泊まった「ダクストン・リザーブ・シンガポール、オートグラフ コレクション」はマリオット系列の大規模な西洋ホテルとは一線を画した、東洋的なデザインを特徴としています。
さらに、ホテルの名前に「リザーブ=保存する」とあるように、1994年にシンガポール都市再開発局から建築遺産賞を受賞した歴史的な建造物である点も特筆すべき点でしょう。
とりわけ、中国、マレー、ヨーロッパの建築様式が融合した美しいデザインが特徴です。
高層ビルが乱立するシンガポールでは、このような低層ショップハウスが大切に保存されています。
ロビー
一歩足を踏み入れると、黄金の扇や黒、金、黄を基調とした大胆な色使い、そして東洋の屏風や書道壁紙が織りなす幻想的な空間が広がります。
客室
今回は白と黒を基調とした「ショップハウスゲストルーム」を予約していましたが、赤と黒を基調とした派手な「オピウムゲストルーム」にアップグレードしていただきました。
実は客室アップグレードに加えて、ご厚意で朝の9:10という超アーリーチェックインにも対応していただき大変助かりました。
朝食
朝食は1階のYELLOW POTというレストランで4つのメニューから2つを選択するものでした。
なお、本来「YELLOW POT」は、食材本来の美味しさを最大限に引き出すことをモットーに、添加物、人工調味料を一切使用しない、健康的で美味しい中華料理を提供しています。
ラウンジ
かつて映画「007」でボンドガールを演じたアヌシュカ・ヘンペル氏がデザイナーとして手掛けたバー兼ラウンジでは世界中から厳選された高級酒、プレミアムワイン、地元のクラフトビール、中国茶、そして東洋のエッセンスを取り入れた独創的なカクテルの数々を楽しむことができます。
ジム
あいにく「ダクストン リザーブ」にはジムがないのですが、徒歩4分のところに姉妹ホテル「マックスウェル リザーブ」があり、そこのジムを利用することができました。
プール
プールも姉妹ホテル「マックスウェル リザーブ」にあるものを利用可能ではありますが、あまり広くないので今回は見るだけでした。
周辺環境
周辺環境は文句なしで、ビジネス、観光、食事、日用品といった全てが徒歩圏内で完結します。
まず、ビジネス街であるとタンジョン・パガー(Tanjong Pagar)駅まで徒歩6分、マックスウェル(Maxwell)駅まで徒歩4分ですので、どこへいくのにも便利です。
日本人にっとっての天国である「DON DON DONKI」、現地のスーパー「Fair Price」、シンガポールNo.1チキンライスの名店「天天海南鶏飯」も徒歩圏内です。
それだけ便利でありながら、ホテル自体は大通りから少し離れた静かな場所にありますので、騒音も気になりません。
オススメな人
「ダクストン リザーブ シンガポール、オートグラフ コレクション」は都会の便利さを追求しつつも、静かで落ち着いた雰囲気のホテルに宿泊したい人にオススメです。
特に東洋と西洋の融合した、シンガポールならではの歴史的かつ高級感のあるデザインを楽しみたい人には貴重なホテルと言えるでしょう。
一方、静かで大人の雰囲気がありすぎて、子連れの家族にはあまり向かないホテルとも言えます。
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